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フィラリア症の予防方法について
図:ノバルティス アニマルヘルス株式会社 HPより拝借
フィラリア予防薬を毎月一度の飲むことによりほぼ100%の予防ができます
当院で使用しているミルベマイシンには犬回虫、犬鉤虫、犬鞭虫に対する効果もあります
投与期間 「蚊が出てから1か月、蚊がいなくなって1か月」
フィラリア予防薬のよくある大きな誤解について
毎月決まった日にフィラリア予防薬を経口投与(口から飲ませてもらう)するのが基本です。飲んでから一ヶ月間効果が持続するのではありません。
<投与例>
5/15======6/15=======7/15=======8/15=======9/15======10/15=======11/15=======12/15
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
フィラリア予防薬を矢印の日付で飲ませたとします
イメージとしたら飲ませた日から翌月までの投与予定日まで持続的に効果が続いていく感じですよね?
クローズアップしてみると
たとえば5月15日、6月15日、7月15日にミルベマイシン1.25を一錠ずつ経口投与したとすると
==5/15========6/15======7/15===
↑ ↑ ↑

6月15日に飲ませた薬の効果は、7月15日まで持続するわけではありません
6月15日に飲んだ時点で体内にいるL4(感染子虫)をやっつけるわけです
つまり
==5/15=======6/15=
↑ ↑ ↑ ↑ ↑ ↑
6月15日に薬を飲む理由は
5月15日から6月15日までの間に蚊に刺されて体内に侵入した恐れあるL4(感染子虫)をやつけるためなんです
よくフィラリア予防をしていない飼い主の方がいう言葉が
「うちはしっかりと蚊の予防をしているから、蚊に刺されることはない」って聞きます
僕たちもしっかり蚊の予防をしていても屋内で刺されたり、ちょっと外出した隙に刺されることってよくありますよね?
なのでフィラリア予防の考え方としたら
「万が一蚊に刺されたとしても、その蚊がフィラリアを持っていても、必ず毎月飲ませていたら安全なんです」
一番初めにかいた投与期間が
「蚊が出てから一か月、蚊がいなくなってから一か月」
というのはそういうわけだからなんです。
一ヶ月間に蚊に刺されたことによって体内にいる虫をやっつけるのが薬ですので、年内最後の投与がしっかり予防されていないと・・・・・・。次の春先には心臓で新たなミクロフィラリアを誕生させているってことになりかねません。
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