フィラリア検査時の健康診断のお勧め
診察時に健康診断や体重測定を行ってから採血を行います
ご希望ならば爪切り、簡単な耳掃除、肛門腺処置なども行います
同時に狂犬病の予防接種をご希望される方は、市から届いたはがきを必ずご持参ください
(まだ登録されていない方、一度も狂犬病の接種を受けたことのない方にははがきが届きません)
定期健診のお勧め
年をとれば徐々に体の機能が衰えてくるものです
犬や猫の一年は人の4~5年程度に相当します。そのため1年に1度くらいは動物病院で健康診断をすることをお勧めします。また定期的に検査しデータを記録することで、病気の早期発見につながることもあります。
6,7歳までの年齢で行う健康診断~人でいう壮年期にあたります~
この年齢までは飼育していて特に問題がなければ年に一度、一般的な健康診断を行い最近の状況を教えていただけたらいいと思います。年一度の血液検査を行い健康状態を把握しましょう。当院では混合ワクチンの追加接種をしている場合には、接種前に行う一般的な健康診断は無料で行っております
10歳までの健康診断
壮年から中年にさしかかる時期です。人間でも見た目に問題がなくってもこの年代になりますと、健康診断や人間ドックにて肝臓に異常値が出た、中性脂肪が高い・・・・いろんな問題がててくる時期だと思います。どうぶつ達でも同じで見た目に異常がなくとも、体内では着実に病気が進行しているケースもよく見られます。年に一回は血液検査を行い全身状態をチェックしましょう
10歳以上の高齢犬の場合
この年になりますとどこかしら何らかの異常を一つや二つ持っていてもおかしくない年齢です。年に二回は健康診断を行い健康チェックと、一回以上の血液検査をお勧めします
健康診断で異常があったら??
健康診断で何らかの錠を認めた場合には、精査を行います。精査とはより詳しく調べる検査で血液検査の項目を増やしたり、特殊な血液検査(ホルモン測定、胆汁酸測定など)、レントゲン検査、エコー検査などで、院内で行える検査を行います
たとえば
☆問診で水をたくさん飲み、おしっこをたくさんする
→腎臓病・糖尿病・内分泌疾患などを疑います
正常なワンちゃんであれば体重1㎏あたりの飲水量は50ml~100mlと言われております。
例 10㎏の子であればだいたい500mlから1000mlの飲水があります
それ以上に飲水量があるのであれば何か原因があることがあります
☆多飲多尿の鑑別リスト:多飲多尿フローチャート
このの鑑別リストにもとなって検査を行っていきます
☆聴診時に心臓に雑音がする
年をとると心臓にも老化現象が現れます。心臓の左心室と左心房の間にある僧帽弁の変性がおこると、しっかり閉鎖できず、血液が逆流してしまいます。
→→僧帽弁閉鎖不全症とは
慢性心不全は発症初期には目立った症状がなく、徐々に症状があらわれて進行していきます
程度が進むと
運動不耐性(散歩に行きたがらない、疲れやすいなど)、発咳、食欲不振などがおこります
聴診にて心雑を認めらた?
レントゲン検査、血液検査、エコー検査、心電図検査など行い重症度の判定をします。
定期健康診断の血液検査、尿検査の項目について
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